
漫画「悪女の定義」5話は原作HÆON先生Yuns先生、漫画Min(REDICE STUDIO)先生の作品で、ピッコマで配信中です。

今回は「悪女の定義」の5話を読んだので、ネタバレと考察予想、読んだ感想をご紹介します。
悪女の定義の【5話】の考察予想
人生最悪の日に悪女と魂が入れ替わってしまった女性のお話。
大学生の小柳芙美は、ある日、人生最悪の日を送る羽目になりました。
芙美の事が大好きだったはずの恋人が芙美の友人と付き合いだし、友人と思っていた友人が、実は彼を奪うためだけに近づいてきたことを悟りショックを受けます。
傷ついた芙美がトイレの個室で落ち込んでいると、知っている女生徒たちの会話が聞こえてきます。
芙美の友達と恋人が付き合い始めたこと、芙美のことを正義感ぶっているからそうなる、と馬鹿にし、芙美に事情を聞くために連絡をしようと盛り上がっている様子を聞いて、更に落ち込んでしまいます。
自分が誰からも好かれるタイプではないことは分かっていたけれど、それでもこんな目に合うなんて、と、当然彼女たちの誘いは無視して一人、川辺でお酒を飲んでいました。
どれほど飲んでも酔えない芙美は結局、自分も恋人のことが好きだったんだな、と気づいて大泣きし始めるのです。
暫く泣いた後、ようやく気持ちが落ち着いて帰ろうと立ち上がった時、酔いのせいからかふらつき、そのまま川へと落ちてしまったのです。
どれほど深い川なのか、もがいてもがいて、もうだめだ、と諦めたその時、突然呼吸が出来るようになり、体も自由に動けるようになったことで、助かったとホッとします。
しかし、芙美の目に飛び込んだのは豪華すぎるお部屋で、病院だと思っていた芙美は混乱し始めます。
突然見知らぬ外国人のおばさんに話しかけられ動揺しますが、彼女が発する言葉が知らない言語のハズなのにすんなり理解出来ることで更に頭が混乱してしまうのでした。
両親と思わしき人物たちもやってきて、ようやく事を理解し始めてきた芙美。
自分が今はシャルティアナ・アティーゼ・カイロンという令嬢の身に入っていること。
大病で苦しんでいたシャルティアナは恐らくは命を落とし、同じようにあの時死んだであろう自分の魂が入り込んでしまったのだと悟ります。
シャルティアナの記憶は徐々に蘇ってくるのですが、どれだけ思い出してもこの身体の主はいわゆる「悪女」と呼ばれる行動しかしていない、ということに絶望します。
更に一つ、芙美には後悔することがありました。
あの時川で死んでしまったということは、恐らく恋人にフラれて自殺した、と解釈されているだろう、ということに対し、恥ずかしくて違うと言いたくても伝えられない悔しい思いを抱くのでした。
気持ちも落ち着いたころ、一人で庭を眺めていると、カイロン伯爵が「シャティ」と愛称で声をかけてくれました。
しかし、未だに自分がシャティの身体に入っていることに馴染んでいないため、ぼんやりしてしまいますが、カイロン伯爵に肩を叩かれて我に返ります。
伯爵は自分をパパと呼んでくれないことに嘆き、「まるで違う人のよう」と言われ芙美はドキリとしますが、彼の父としての優しさや思いやりは、芙美には経験のない物だったため、素直にカイロン伯爵をパパと呼び、愛情を感じることにしたのです。
このまま親子で平和に過ごせたら、と思うシャティに、カイロン伯爵は爆弾を落とします。
評判も最悪のシャティが父駄々をこねて強請った「レジーナ」というポジションへの選出権。
そのため、この人がどれほどの人に頭を下げたことか、と思うとそれを断れもせず、実際王宮からの命令なら従うしかなく、内心は気づかれないように笑顔で感謝の言葉を告げたのでした。
この国は皇帝、そして皇太子は血族ではなく実力主義の国。
よって、当然皇后も皆が認める評価と実力が必要であり、レジーナ争いは、皇太后になるための第一歩なのです。
レジーナを勝ち取ったからと言ってもすぐに皇太后になれるわけではありません。
そのレジーナになるために争う相手は、なんと皇太子の恋人であるアイリーン・ステナでした。
皇太子の恋人であるアイリーンに嫌がらせ三昧だったシャティは不利の状況になりますが、最悪負けて帰ってもいいと思っているため、とりあえずはアイリーンに謝罪しよう、としか思いませんでした。
レジーナお披露目パーティー当日、皇太子は何とアイリーンと共に入場してきました。
一瞬、皇太子のイケメンさに驚き茫然とするシャティでしたが、母の手が肩に乗せられたことで我に返り、周りの反応も目に入りました。
これでは誰がレジーナになるのかなど一目瞭然のような扱いに自分よりも両親が傷つけられたと憤るシャティを母は上手く誤魔化して穏便に対応してくれたのでした。
アイリーンが控室に戻ったと聞き、さっさと謝罪してしまおうとシャティも追うのですが、聞こえてきたのは取り巻きの令嬢たちが自分のことを悪く言う場面でした。
過去のトラウマが頭をよぎりますが、それを遮るようにアイリーンが悪口を遮ります。
曰く、「公女もいい気分ではなかったのに、こんな風に悪口を言われていることを知ったらどう思うか」という言葉。
彼女の言葉に違和感を覚えたシャティですが、かばってくれたんだろう、と自己完結させてしまったのでした。
アイリーンは優等生タイプかな、と思ってしまう私がいます・・・。
庇っているようで自分上げ、相手下げをしているように聞こえるんですが、芙美は気づいていないようですね。
レジーナ争いは女の闘いでもあるのですから、色々とドロッドロしそうで・・・楽しみですね!
悪名轟くシャティがアイリーンをギャフンと言わせる時が来るのでしょうか。
レジーナ争い、これから楽しみです!
悪女の定義【5話】ネタバレあらすじ
皇太子の態度に彼の株爆下がり中!
結局、アイリーンは周りに「私が殿下のエスコートで入場するべきではなかったのに」と言い出し、周りの同情を引くような言葉を言いだしますが、周りはただ彼女を持ち上げて笑っています。
そんなアイリーンの言葉がただ自慢にしか聞こえないシャルティアナですが、アイリーンが誰に対しても親切だったことから、気のせいか、と思い、逆にシャティの悪行ばかりが連動して思い出されていたたまれない気分になるのでした。
パーティーが本格的に始まりますが、皇太子はシャティの前をわざわざ横切りアイリーンにダンスを申し込みました。
イラっとするシャティですが、こちらを気遣うアイリーンに微笑み返し、ひたすら周りのヒソヒソする声に耐え続け、次に踊る時は足でも踏んでやろうかと考えます。
皇太子は全てのレジーナと踊るしきたりなのですから。
しかし、皇太子はわざわざシャティを一瞥して無視して踊りを拒否し、何度曲が変わっても目もくれませんでした。
その代わりにシャティに向けられるのは焼けつくような視線・・・。
その同情と嘲りの視線は自分に対してだけでなく、両親にまで向けられていることに気が付いていたシャティは、彼らが近づくことを目線で断り、たった一人で堂々と立ち続けました。
前の世界での経験のこともあり、自分のために堂々とやり過ごそう、そう決意したシャティ。
こっちも願い下げだ、という態度を示したシャティに声を掛けたのは、皇子の1人でした。
踊りませんか、と差し出された手にシャティはありがたく手を取りました。
憐れみで暖かい手のぬくもりを感じながら、シャティは踊り始めました。
悪女の定義5話の感想&次回6話の考察予想
しきたりさえも変える皇太子の行動!
まぁ、恋人のアイリーンをさんざん虐めていたシャティに良い感情を持たないだろうことは分かるけれど。
公の場でそういう態度を取るのはいかがなものか、と思ってしまいますね。
悪女系に出てくる皇太子は残念なキャラが多いけれど、この人もそういうキャラなのでしょうか。
そして!
イケメン皇子の登場ですね!
いくら同情からだとしても、この状況のシャシャにとっては好きになっちゃうくらい感動できる行動をしてくれましたね。
皇太子も実力主義の国ですから、ただの私情での行動なら皇太子の立場も危ういと思うのですが、それほどシャティが嫌なのでしょうか・・・。
これから、シャティは汚名返上できるのでしょうか?
レジーナとしての興味よりも家族に嫌な思いをさせていることに憤りを感じている芙美らしく、持ち前の正義感と気の強さで頑張って欲しいな、と思います。
まとめ
今回は漫画『悪女の定義』5話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。