かりそめの公爵夫人 ネタバレ87話(ピッコマ)ヘレンがガスパルの影になった理由

ヘレンがどうしてガスパルの影になったのかが明らかになります。

もとからセリーと違ってガスパルを愛しているわけではありません。

やむにやまれぬ事情があったのです。

かりそめの公爵夫人87話のネタバレ込みあらすじ

偽物でも構わない

ガスパルの婚約者は、イヴォナに挨拶をしてヘレン・アスティンヌと自己紹介しました。

イヴォナのことを知っていたので光栄だと言うと、召喚師で公爵夫人のことを知らない人はいないと憧憬さえ抱いているように見えます。

ヘレンはフードが外れて顔が顕になっていることに気づくと慌てて被り直しました。

アスティンヌ家門についてはイヴォナも知っています。

それほど有名ではないものの、パラマ帝国の数少ない召喚師一族でした。

ヘレンは体調が悪いらしくふらつきます。

イヴォナは秘笈は使っていないようですが、ガスパルに無理をさせられているのだろうと思いました。

立ち去ろうとするヘレンにイヴォナは助けが必要な時はいつでも言うよう告げます。

いきなり本題を切り出すのは得策ではないと思ったイヴォナは、ガスパルとトリスタンのことに言及しました。

この意味に気づいてくれればいいと願いを込めます。

そしてガスパルのことを愛していなければいいと…。

テントに戻ったヘレンに、ガスパルが血相をかえてイヴォナに何か言われたんじゃないかと訊いてきました。

公爵夫人とは会っていないと言うと安心した顔を見せるガスパル。

するとヘレンが、ガスパルとトリスタンが本物で私は偽物ですよねと問いました。

ガスパルは焦ります。

なんとか誤魔化そうとしました。

ところがヘレンは約束さえ守ってくれればいいと淡々と告げます。

実験も予定通りに行うと告げて立ち去るヘレン。

実はヘレンは以前から2人の関係に違和感を感じていました。

今のガスパルの反応から事実だと悟ったのです。

ヘレンの事情

アスティンヌ男爵家は召喚術で少し名の知れた家門でした。

しかしヘレンの祖父が保証人になったせいで莫大な借金を抱えることになります。

父親が召喚師として討伐で稼ぎ借金を返していたものの、1年前に両目を失うという大怪我を負い、さらに精神疾患まで発症してしまいました。

ヘレンは父に習った召喚術でなんとか家計を支えてきましたがそれも限界を迎えます。

そんな時ガスパルが訊ねてきました。

その時のことを思い出そうとすると頭痛がして記憶はおぼろげですが、気付いたら父親の治療と引き換えに影となることを提案され、婚約することになったのです。

ヘレンは秘笈を使えば最悪命を落とすことを知っていました。

それでもたった一人の家族を救うためなら構わないと思っているのです。